「正しくおしゃべり」する
1学年のある授業を訪問した際、いつもおしゃべりが多い生徒Aさんが静かに座っている。どうやら、校長が教室に入ってきたことで緊張しているらしい。本人曰く、いつもおしゃべりしてしまうのは『わからないから』とのこと。
『わからないから おしゃべりする』 このことを「ダメだ」と禁じない。
ただし、《 正しくおしゃべり 》すること。
わからない・できないからといって関係のないおしゃべりが始まるのはいけませんが、「わからない」「どうやるの」「教えて」「どうして そうなるの」・・・。このようなワードはむしろ積極的に発せられるべきです。
教科書の問題を解くように指示されたAさんは、「わかりません」「どうやってやるんですか」という言葉を自分から発することができました・・・、先生に向かって。
残念! せっかく4人の小グループで授業を受けているのだから、そこはグループの仲間に向かって言って欲しかった。
しかし、次の課題に移った際には、近くに先生の姿がなかったこともあってAさんはグループ内の仲間に「わかんない」「どうやってやるの?」と声をかけました。
正しいワードを、正しい相手に向けて発した《 正しいおしゃべり 》です。
教える側の生徒も、単に答えを伝えてしまうのではなく「ここが もしこうだったら、ここはどうなる?」と、とても上手に考え方を伝えています。素晴らしい。
Aさんは「わかったぁ」と喜び過ぎて早とちりしてしまい、答えは違ってしまいましたが、どうすれば「わかったぁ」にたどり着けるのか。その方法には気づけたのではないでしょうか?