「学びの共同体」ブログ

3学年『児の飴食いたること』を読み解く

3学年国語 古文の授業で「沙石集 『児の飴食ひたること』」をグループで協力して読み解く課題に挑戦しました。

古語で書かれた原文だけが示され、その文中にある「この児さめほろと泣く」というこの児の涙は何か?という問い。

選択肢は4つ。① うれし泣き ② うそ泣き ③ もらい泣き ④ 悔し泣き

理由も添えて答えなければいけません。あらすじもまとめます。

この課題自体も大変興味深く、生徒たちは一生懸命に読み解こうとしているのですが、私が感心したのはこの授業の導入です。

室町時代に集められた なぞなぞが3問 出題されます。生徒たちは なぞなぞを解こうと様々に思考することで、歴史的仮名遣いが読める、書かれた内容をある程度理解できる、といった「古文を読み解くウオーミングアップ」をごく自然に行います。そして、先述の課題へ。見事な流れです。

生徒が課題にいきいきと取り組むためには導入の力が大きいことを改めて感じました。

 

 タブレットで検索し、あらすじを確認しました。